地域密着型特別養護老人ホームの特徴!

利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、入所定員30人未満の小規模な特別養護老人ホームを指します。地域密着型の特別養護老人ホームも従来型の特別養護老人ホームと同じように、常に介護が必要な方の入所を受け入れており、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、療養上のケアなどを提供します。

明るく家庭的な雰囲気があり、地域や家族との結びつきを重視した支援を行うこととされており、従来の特別養護老人ホームと比べると、自宅で生活していたときの住まいや暮らしを意識したサービスになっています。

平成18年4月からの介護保険制度改正に伴って導入された地域密着型サービスの一つであり、比較的新しい施設が多いのも特徴です。小規模特養とも呼ばれます。

地域密着型とあるように、この施設への入所は原則としてお住まいの市区町村以外の施設・事業所からの利用はできません。

地域密着型の特別養護老人ホームではユニットケアをとっているところが多くあります。

入居者一人一人の人格や尊厳を重視し、10人以下を1つのグループ(ユニット)として、少人数の家庭的な雰囲気の中で支援を行います。入居前の生活と入居後の生活が連続したものとなるよう配慮されております。

また生活単位をユニットとしているため、ユニットケアを導入している施設では、食事や入浴、施設内の行事などの日常生活はこのユニットごとに行います。もちろんキッチンやリビングなどの共用部分もこのユニットの中にあり、少人数ケアの体制を作ることで、入居者の健康状態を把握しやすく、入居者とスタッフとの距離が近く感じられるともいえます。

ユニットケアの施設では、支援するだけでなく、入居者のプライバシーや尊厳を確保できるように利用者の居室はすべて個室になっています。また入居者の方が何をしたいか、何をしてほしいか、どんなふうに生活していきたいかなど、入居者にて選べるような支援をするということをめざしています。